祝!プラザ佐治がDOCOMOMO選定建築物に!
先日ドコモモ・ジャパンより2022年度DOCOMOMO選定建築物の発表がありました。
今回は新たに16件の選定があり、280選となりました。
なんと、近年じわじわと再評価の波が高まりつつあるプラザ佐治が「日本におけるモダン・ムーブメントの建築」としてDOCOMOMO選定建築物に選定されています。
プラザ佐治は2021年に名古屋渋ビル研究会10周年を記念して作成した『鳥取渋ビル手帖』で巻頭10ページ特集をした、私たちにとっても特別なビルです。
以前こちらのサイトでも「孤高の山村モダニズム」としてアウトテイク編の写真をたんまりご紹介させてもらいました。
今回の選定では以下の2点が高く評価されています。
①村民が自然に集える場所を建築の中心に据えた 都市型施設で、 山村における新しい社会性を示した点
② 外観意匠が周囲の山や佐治谷の地形と呼応したような造形で佐治石を採用するなど地域性に富んでいる点
プラザ佐治は建築の社会性、地域性といった面で高く評価ができ、 山村地域におけるモダン・ムーブメントの展開形として位置づけられたわけです。
そして!そんなプラザ佐治を味わいつくす絶好の機会があります!
2023年7月22日(土)13:15より、第2回プラザ佐治シンポジウムが開催されます。
昨年の第1回は謡口が登壇させていただき、プラザ佐治の建築としての魅力についてお話しました。
今回はプラザ佐治を設計した安田臣(やすだかたし)先生について語るという大変貴重な機会です。
見学会も行われますので、ぜひご参加ください!公にじっくり見学できる良い機会です。
こちらを企画したのは、2022年4月に発足した「プラザ佐治の景観を活かす会」の皆さん。地元から建築を軸としたこういった活動が生まれるのは、たいへん眩しいことですね。
関係者の皆々様、誠におめでとうございます!
シンポジウムにあわせ、夏の山陰建築旅行がおすすめです。
そして、旅のお供に『鳥取渋ビル手帖』をぜひどうぞ!
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